写真、映像、流木によるミクストメディア
いま、ここで描く
いま、ここで描く
2018.03.24 – 03.25
中田島砂丘、鴨江アートセンター
中田島砂丘、鴨江アートセンター
企画 熊谷隼人
写真 小林みのり
映像 藤澤薫平
枝で砂浜に線をひく。波のみちひきをなぞる。足跡が残る、消えてゆく。
それらのふるまいすべては、海という途方も無い存在へのオマージュであり、
昔かつて同じようにここで遊んでいた、誰かへのオマージュでもありました。
海で描くということ。それはきっとはるか昔から行われていて、世界のどこかできっと今も、現れては消えるを繰り返しています。それは人と自然とがおりなす、ひとつの原風景のようなものかもしれません。
今回の制作は、遠州灘原風景と呼ばれる場所のすぐ近くにある海辺で行いました。
いま、ここで描く。その姿をとおして、この場所の魅力や可能性が、少しでも浮かび上がればと思います。
✳︎
鴨江アートセンターにて行われた企画展「中田島砂丘、断片。」に出展したミクストメディア作品。
ふだん一人で制作することの多い自分にとって、こころみとしては大変よい勉強になったし、何より制作過程がとても楽しかったです。
撮影に協力してくれた友人ふたりにも感謝。
(ちなみに展示されている一番右の流木は、海から街までの約10km歩いて運びました)