朝未き
ギャラリーhana下北沢
熊谷隼人 水落彩
人はかつて
鳥であり炎であり草むらであり そして
あくる日の夜明けでもあった
胸の奥で高鳴る音楽
生命は永い旅の途上で
幾億度目かの朝を迎える
新しいにおいがそこにある
作家活動をはじめてまだ駆け出しの二人。作風は違えど、夜明けをめざして
その先にある光のほうへと歩んでいきたいという思いは同じです。
新たなる飛躍に向けての足がかりとなるべく、今回の二人展が実現しました。
お互いに絵画作品を軸とし、「生命を描くこと」を根幹の一つとしながらも
用いる画材や色・形のありようは、それぞれに異なるバリエーションをみせます。
各々の自在な表現のかたち、その綾なすさまをぜひご高覧ください。
お越しいただいたみなさま、本当にありがとうございました。結果がすべてというわけでは勿論ないのですが、今回多くの絵が旅立つことになり、絵描きとしても新たな充実感を得ることができたように思います。感謝してもしきれません。。
絵を新たな気持ちで描き始めて3年目、いまの自分にとってこのうえなく素晴らしい環境で展示させていただきました。ギャラリーhanaをご紹介してくださったあやさんと、二人展の開催をご快諾くださったオーナーの本谷さんには、心より感謝しています。(沖縄料理屋での打ち上げ、よい時間だったなあ)
1年半前、吉祥寺で右も左も覚束ないまま個展をしたことが巡りめぐって今回の展示に繋がったのだと思うと、どこでどうご縁が生まれるか本当に分からないものだなあと、不思議に思います。アパートメントでの連載などをとおしてインターネットで繋がった方とも、今回沢山お会いできました。立ち話ではとても時間が足りないような方との出会いも度々あったとはいえ、もっと一人ひとりとこまめにお話できなかったのは至らない点だったなと反省しています。
長くなりましたが、来月、そして来年の展示に向けても引き続き気を引き締めて頑張ります。そしてそれ以上に、楽しめたら。